お子様の健やかな成長を祝う七五三。
たくさんの温かいお祝いをいただき、感謝の気持ちでいっぱいになることでしょう。
この喜びを分かち合う内祝いの品選びは、贈る相手への感謝を形にする大切な機会です。
どのような品物を選べば、より一層喜んでいただけるのか、また、お祝いをいただいた際に気になる、贈る時期や金額の目安、のしの書き方といった基本的なマナーについて、詳しくご紹介していきます。
七五三の内祝いギフトの選び方
予算別で探すおすすめギフト
内祝いの品を選ぶ際、予算は重要な検討事項の一つです。
一般的に、いただいたお祝いの半額から1/3程度が相場とされていますが、無理のない範囲で感謝の気持ちが伝わる品を選ぶことが大切です。
例えば、1,000円から3,000円程度の予算であれば、日持ちがする焼き菓子やクッキーの詰め合わせ、上質なタオルセット、ハンドソープなどがおすすめです。
3,000円から5,000円の予算になると、選択肢はさらに広がり、有名ブランドのコーヒーや紅茶のギフトセット、少し高級感のある調味料などがおすすめです。
5,000円以上の予算が確保できる場合は、特別な体験ができるギフトや、相手の趣味に合わせたこだわりの品、地域の名産品などが喜ばれるでしょう。
贈る相手別で喜ばれるギフト
七五三の内祝いは、お祝いをくださった方々へ感謝の気持ちを込めて贈るものです。
そのため、贈る相手のことを考慮した品物選びが、より一層の満足感に繋がります。
特に、お子様の成長を一番に願ってくれた祖父母へは、感謝の気持ちが伝わる特別な品を選びたいものです。
お子様の写真を使ったフォトフレームやマグカップ、メッセージ入りのギフトなどは、心温まる贈り物となるでしょう。
親戚や親しい友人など、ご家族で楽しめるような食品ギフトは、幅広い年齢層に受け入れられやすい定番です。
相手のライフスタイルや好みが分かっている場合は、それに合わせたおしゃれな雑貨や、実用的なキッチン用品なども良い選択肢となります。

七五三の内祝いのマナー
贈る時期とお返しの金額相場
七五三の内祝いを贈る時期は、一般的に、お祝いをいただいてから1ヶ月以内が目安とされています。
七五三のお参りや写真撮影などを終え、落ち着いた頃合いを見計らって準備を進めると良いでしょう。
お返しの金額相場については、いただいたお祝いの品物や現金の半額から1/3程度が一般的とされています。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、地域や贈る相手との関係性によって異なる場合もあります。
高額なお祝いをいただいた場合でも、必ずしも全額のお返しをする必要はなく、相手に気を遣わせすぎない範囲で、感謝の気持ちを伝えることが重要です。
のしの書き方と基本ルール
内祝いの品にのし(熨斗)を付ける際は、いくつかの基本的なルールがあります。
まず、七五三の内祝いでは、一般的に「内のし」で贈ることが推奨されています。
「内のし」とは、品物に直接のしをかけてから包装紙で包む方法で、控えめな印象を与え、内輪のお祝いであることを示します。
表書き(のし上段)には、「七五三御礼」「内祝」などと記載します。
名前(のし下段)は、お子様の名前を書くのが一般的ですが、複数のお子様がいる場合や、連名で贈る場合は、親の名前をフルネームで記載することもあります。
水引は、何度あっても嬉しいお祝い事に用いられる「紅白蝶結び」を選びましょう。
内祝いに避けるべき品物
内祝いの品物を選ぶ際には、一般的に避けた方が良いとされる品物があります。
まず、「切れる」「壊れる」「分かれる」といった、縁起を連想させるものは避けるのがマナーとされています。
具体的には、包丁やハサミなどの刃物類、陶器やガラス製品などは、関係性が切れてしまうことを示唆するため、贈らない方が無難でしょう。
ただし、これらの品物に対する考え方は、時代とともに変化しているため、贈る際にはデザインや相手の価値観を考慮し、失礼にならないか慎重に判断することが大切です。

まとめ
七五三の内祝いは、お子様の成長を祝ってくれた方々へ感謝の気持ちを伝える大切な機会です。
ギフト選びでは、贈る相手や予算に合わせて、定番からトレンドまで幅広く検討し、心からの感謝が伝わる品を選びましょう。
また、内祝いを贈る時期や金額の相場、のしの書き方といったマナーをしっかりと押さえることで、より丁寧な気持ちを伝えることができます。
今回ご紹介した選び方やマナーを参考に、素敵な内祝いを贈ってください。