七五三、3歳のお子さんの着付けは初めてで不安ですよね。
華やかな着物姿でのお参りは、一生の思い出となる大切な瞬間です。
今回は、3歳児の七五三着付けについて、女の子と男の子それぞれに必要なもの、手順、ポイントを解説します。
七五三の着付けに必要なものと準備
女の子の着付けに必要なもの
着物、長襦袢、肌着または肌襦袢、被布、腰ひも(4~5本)、半衿、足袋、ぞうり、髪飾りが必要です。
伊達衿、伊達衿止めピン、へこ帯、きんちゃくがあると便利です。
着物のサイズは、お子様の体型に合わせて肩上げ・腰上げをする必要があるかもしれません。
事前に確認し、必要であれば仕立て直しましょう。
男の子の着付けに必要なもの
着物(または中着)、羽織、袴、長襦袢、肌着または肌襦袢、腰ひも(4~5本)、半衿、角帯、懐剣、お守り、羽織ひも、足袋、ぞうり、扇子が必要です。
サスペンダーがあると袴の着崩れ防止に役立ちます。
羽織袴の場合は、着物の種類やサイズ、小物類の揃え方に注意が必要です。
事前準備でスムーズな着付けを実現
着付けに必要なものは、前日に全て準備しておきましょう。
着物は事前にシワを伸ばし、半衿は長襦袢に縫い付けておきます。
お子様の体調も確認し、当日は落ち着いて着付けに取り組める環境を整えましょう。
着付け練習をしておくことで、当日の慌てを防ぎ、お子様への負担を軽減できます。
特に、初めて着付けをする場合は、事前に動画などを参考に練習することをおすすめします。

3歳児の七五三着付け手順とポイント
女の子の着付け手順・ポイント
肌着または肌襦袢を着せ、足袋を履かせます。
半衿を縫い付けた長襦袢を着せ、衿元を綺麗に整えます。
腰紐で軽く結びます。
着物を着せ、衿合わせを正確に行い、腰紐で結びます。
被布を着せ、スナップボタンを留めます。
へこ帯を締めても良いでしょう。
全体を確認し、シワを丁寧に整えます。
着物の着付けは、お子様の動きやすさを考慮しながら行いましょう。
無理に締め付けると、お子様が不快に感じてしまう可能性があります。
男の子の被布の着付け手順・ポイント
男の子が被布を着る場合、女の子の被布の着付け手順とほぼ同じです。
ただし、男の子用の被布を選ぶことを忘れず、髪飾りなどの小物は不要です。
男の子の羽織袴の着付け手順・ポイント
肌着または肌襦袢を着せ、足袋を履かせます。
半衿を縫い付けた長襦袢を着せ、衿元を綺麗に整えます。
腰紐で軽く結びます。
着物を着せ、衿合わせを正確に行い、腰紐で結びます。
角帯を結びます。
袴をはかせ、紐をしっかり結びます。
サスペンダーを使用するのも良いでしょう。
羽織を着せ、羽織紐を付けます。
懐剣と扇子を袴に差し込み、お守りを付けます。
全体を確認し、シワを丁寧に整えます。
羽織袴の着付けは、手順が多く複雑です。
初めての場合は、着付け教室に参加したり、動画を参考に練習したりすることをおすすめします。
着付け時のよくあるトラブルと解決策
着付け中に子供がぐずったり、着物がずれたりすることがあります。
ぐずり対策としては、おやつを用意したり、好きなおもちゃで気を紛らわせたりするのも有効です。
着物がずれた場合は、落ち着いて腰紐を締め直したり、ピンで留め直したりしましょう。
レンタルと購入どちらを選ぶ?メリットデメリットを比較検討
レンタルは費用を抑えられ、手間がかかりません。
一方、購入は一生の思い出として残せる反面、費用が高く、保管の手間がかかります。
お子様の年齢や予算、保管状況などを考慮して、最適な方法を選びましょう。
兄弟姉妹がいる場合は、お下がりとして使える可能性も考慮すると良いでしょう。

まとめ
3歳児の七五三着付けは、準備と手順をしっかり理解していれば、自宅でも可能です。
この記事で紹介した手順を参考に、お子様に合った着物を選び、素敵な七五三を迎えましょう。
初めての着付けは不安も多いと思いますが、事前に練習したり、必要な情報を集めたりすることで、当日は落ち着いて臨めるはずです。