お子様の健やかな成長を願い、晴れやかな七五三を迎えるにあたり、初穂料を納める際のマナーやしきたりは気になるものです。
特に、初穂料を入れるのし袋に添えられた水引は、お祝いの気持ちを形にし、神様や神社の方々へ感謝の意を伝えるための大切な要素となります。
どのような水引を選べば、この晴れやかな節目にふさわしい装いとなるのか、また、失礼なく、心を込めてお祝いの気持ちを表現するにはどうすればよいのか、その一歩となる水引選びのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
七五三初穂料の水引選びのポイント
初穂料には蝶結びの水引が最適
七五三は、お子様の成長を祝う嬉しいお祝い事です。
そのため、初穂料を納める際ののし袋に用いられる水引は、何度でも結び直せることから「何度あっても良い」お祝い事に適しているとされる「蝶結び(花結び)」が最もふさわしいとされています。
この蝶結びは、ほどけやすく、結びやすいという特性から、将来の発展や成長を願う気持ちを表すとも考えられており、七五三のお祝いの趣旨にぴったり合います。
金銀や紅白などのお祝いカラーを選ぶ
水引の色合いもお祝いの場にふさわしいものを選ぶことが大切です。
一般的に、お祝い事には金銀や紅白といった華やかで格式高い色が用いられます。
七五三の初穂料においても、これらの明るくおめでたい色合いの水引は、晴れやかな雰囲気を一層引き立て、お祝いの気持ちをしっかりと伝えてくれます。
特に、赤と白の組み合わせは、お祝いの定番であり、多くの場合で不快感を与えることなく、丁寧な印象を与えるでしょう。
のし袋のデザインはシンプルで上品なものに
水引の色や結び方に加えて、のし袋自体のデザインも、初穂料を納める際には考慮したい点です。
七五三という神聖な場所で用いられるものですから、あまりにも派手すぎるデザインや、キャラクターものが描かれたものは避け、白無地または金銀や紅白の線が入った、シンプルで上品なデザインののし袋を選ぶのが望ましいでしょう。
お子様の健やかな成長を願う、真摯な気持ちが伝わるような、落ち着きのあるデザインが好まれます。

七五三の水引で避けるべき結び方や注意点
結び切りやあわじ結びは避ける
一方で、七五三の初穂料にはふさわしくないとされる水引の結び方もあります。
代表的なものとして、「結び切り」や「あわじ結び」が挙げられます。
これらの結び方は、一度結ぶとほどくのが難しく、解けないことから、「一度きりであってほしい」と願う結婚式や弔事、病気のお見舞いなどに用いられるものです。
七五三のように「何度あっても良い」お祝い事には、これらの結び方は不適切であり、相手に誤解を与える可能性もあるため、避けるべきでしょう。
弔事や結婚式を連想させる色は避ける
水引の色についても、避けるべきものがあります。
弔事や仏事で用いられる黒、白、銀、黄土色といった色は、お祝いである七五三の場にはそぐいません。
お祝いの場にふさわしい、明るく華やかな色合いの水引を選ぶことが、失礼なく、心を込めてお祝いを表現する上で重要となります。
水引の本数や素材にも注意
水引の本数も、儀礼的な意味合いを持つことがあります。
一般的に、5本、7本、9本といった奇数の本数の水引が用いられることが多いですが、七五三のお祝いでは、あまり奇数・偶数にこだわりすぎる必要はありません。
しかし、あまりに豪華すぎる、本数が多い水引は、かえって場にそぐわない場合もあります。
また、水引の素材についても、プラスチック製のものよりは、和紙でできた伝統的な質感のものを選ぶと、より丁寧な印象を与えるでしょう。

まとめ
七五三の初穂料に添える水引選びは、お子様の成長を祝う気持ちを形にし、神様や神社への感謝を伝えるための大切な配慮です。
お祝いの場にふさわしい「蝶結び」を選び、金銀や紅白といった明るいお祝いカラーの水引を用いることが基本となります。
一方で、結婚式や弔事を連想させる「結び切り」や、黒・白・銀などの色は避け、のし袋のデザインもシンプルで上品なものを選ぶのが良いでしょう。
これらのポイントを押さえることで、失礼なく、晴れやかな七五三のお祝いの気持ちを、より丁寧に伝えることができます。